"Le Calife de Bagdad" Overture

パリ・オペラ座: 正面
 

歌劇 「バグダッドの太守」 序曲  (ボワエルデュー)

"Le Calife de Bagdad" Overture (Boieldieu)

(マンドリン・アンサンブル (Mandoln1,2,Mandola,Mandocello,Guitar)、8'03"、MP3 : 7.4MB)
(写真は パリ・オペラ座: 正面)

  F.A.ボワエルデュー (1775-1834) の 24才の時の出世作であるこの歌劇の序曲は、比較的易しく、しかも軽快さもあって、一般には ジュニア・オーケストラなどで演奏される機会の多い曲として知られていますが、そこそこの速度で マンドリン演奏するには結構難しく、私も学生時代や その後 も仲間達と 汗をかきかき、ふうふう言いながら、上手く奏けていない割りには 大いに楽しんだ曲です。
 
  ...ということで、この曲本来の 管弦楽演奏版 は、1990年4月に当時の パソコン通信に Upし、当サイト開設時の 1996年9月にも真っ先に Upしました (この時の トップ・ページ写真 が、"マンドリニストとしては やはり マンドリン演奏版を作らなくては、..." という思いがあったものの、結局 当初より早や 20年となる今回、マンドリン演奏版として手を入れ、Upしたものです (2010.1.1.記)。
 
  ニ長調。 私の持っている楽譜の解説には 「おそらく夜明けの情景だろう」 と書かれている、8分の6拍子の 静かで さわやかな序奏に始まり、4分の4拍子の主部に入ってからは、「乗馬行の場面だと思われる」 と書かれた細かい音型の第1主題 (この演奏で 2'05"〜)、そして イ長調で 伸びやかな音型の第2主題の提示 (3'43"〜)、そして展開 (4'16"〜)、再現 (5'39"〜) と、ソナタ形式 で次第に迫力をもって盛り上がっていきます。
 
  ...2小節単位の繰り返しが多く、和音の進行もほとんどが主和音と属和音で成り立っていますが、そうした意味での シンプルさが盛り上げている効果は大きいと思います。 また、この マンドリン演奏版と 管弦楽演奏版 とは同じ テンポにしてありますが、マンドリン演奏の方が、撥弦楽器 の特性に加え、一生懸命汗しながら奏いている雰囲気もあるせいか、曲後半の盛り上がりには より "男っぽさ" あるいは "すさまじさ" を感じさせるように思います。
楽譜