Vals No.3

 

ワルツ 第3番 (バリオス作曲)

Vals No.3  (Barrios)

(ギターソロ、3'18"、MP3 : 3.0MB)
(写真は 東京・駒込: 古河庭園のバラ)

  明るく快活に弾もうとしても うなだれてしまうとでもいった、憂いを湛えた曲です。
 
  4分の3拍子、ニ短調で 中間部が ニ長調。 心弾んだような音型でありながら憂いのある ニ短調の A,B,B',A、様々な思いが交錯しながらも 力を出し上昇を志向するかのような ニ長調の D,D'、そして心が急いて やがて落ち着くといったような E を経て、再び冒頭 ニ短調の A に戻って終わります。
 
  "憂いや悲しみなどを抑えようとすることで、かえってそれらが倍加されてしまう"、あるいは "憂いや悲しみなどを覆っても、それでかえって露呈してしまう" といった複雑で微妙な心の様を表現した曲は少なくありませんが、この曲は、ニ長調の中間部が 大事にしたい思い出を振り返っているように感じられ、それだけに そうした様が引き立っているとも思われる秀逸な曲だと思います。
 
  ...と書いたものの、実はこの楽譜も同じ バリオスの 「フリア・フロリーダ」 と同様、テンポや表情記号がなく、私が持っている セルシェルの CD の演奏を参考にしながら、演奏設定しました。
 
 なお バリオスの曲では 上記の「フリア・フロリーダ」、そして 「大聖堂」 も Upしてありますので、それらもお聴きください。