Für Elise

 

エリーゼのために (ベートーヴェン作曲: マチョッキ編曲)

Für Elise  (Beethoven)

マンドリン・アンサンブル、3'26"、MP3 : 2.8MB)
(写真は オランダ: キューケンホフ公園にて)

 皆さん よくご存知の通り、その優しさゆえに多くの人に愛されてきた有名な ピアノ曲の小品ですが、この マンドリン演奏の楽譜は、マチョッキ が マンドリン・アンサンブル用に編曲したものです。 ただ、その楽譜の題名は フランス語で "A Une Amie" (意訳すれば 「僕の彼女」といったところでしょうか)、そしてカッコ書きで "(Pour Elise)" となっていますが、ここでは私の判断で知名度のある原曲の ドイツ語の題名の "Für Elise" の方を掲げました。
 
 この編曲は、題名から伺えるように原曲とは趣の異なる印象の曲を目指したものと思われ、曲の構成を若干替え、楽譜冒頭の速度表記も原曲には "ポコ・モート (少し動きをつけて)" を "アンダンティーノ" としており、マンドリン・アンサンブル演奏に相応しい情感が感じられるものとなっていると思います。
 
 イ短調、4分の3拍子 (原曲は細かい8分の3拍子)。 曲の構成は、大まかに A,B,A,C,A の ロンド形式 で、穏やかでも心の揺らぎのある A を基本に、中間部の B が実質 ヘ長調の 穏やかで弾む印象、C が イ短調の 暗く懐疑心のようなものを感じさせる印象で、そうした対比が明快で印象深いものにさせていると思います。
 
 ところで、原曲の題名である "エリーゼのために" は、本来はかつて ベートーヴェンが愛したと言われる "テレーゼ・マルファッティ" の "テレーゼ" の文字が彼の悪筆などが原因で誤記されたものだとの説が有力だそうです。