Ouverture sur Themes Elleniques

ギリシャ各地の遺跡等

ギリシャ風主題による序曲 (ラウダス作曲)

Ouverture sur Themes Elleniques  (Lavdas)

(マンドリン・アンサンブル演奏 (Mandoln1.2,Mandola,Mandocello,Guitar)、9'06"、MP3 : 8.3MB)
(写真は ギリシャ各地の遺跡等 (アテネ、デルファイ、クレタ島) <スライドショー>)

  オリンピック大会が 発祥の地・ギリシャで開催される年ということで、その年初めに ギリシャ人である ラウダス (1879〜1940) 作曲によるこの曲を Upしました (2004.1.1. 記)。
 
  ソナタ形式 で、ニ短調の荘重な主題で何者かの一団が入場してくるように始まり、遥か古代を思いやるといった マンドリンの カデンツァ (この演奏で 3'40"〜) を合図に うごめくように踊りが始まり (4'20"〜)、やがてそれが次第に昂じてきて乱痴気騒ぎに至り、その頂点に達したかと思われる頃、急に酔いが醒めたように力を失っていって一時沈黙が支配 (7'45"〜7'49") したかと思うと元の荘重な主題が再現され、最後に激しい慟哭となって、明るさが見えた ニ長調で終ります。
 
  この曲は、一種の "ワルプルギスの夜"、つまり ゲーテの 「ファウスト」 にある "夜中に化け物達が出てきて踊り狂う" といった イメージの曲のように私は思います。 そうした意味では、ムソルグスキーの 「はげ山の一夜」 や ベルリオーズの 「幻想交響曲」 の第5楽章、さらには サン=サーンスの 「死の舞踏」 に近似した曲のようですが、ただそれらと決定的に異なると思われるのが、踊り狂うのが 化け物"・妖怪・魔女などでなく、どうやら善良な庶民のようであるところだと思います。
 
 ....ということで、古代の文化・人々に対する限りない愛惜の情が感じられる曲だと思います。