"La Paix"

from "Music for the Royal Fireworks"

 

「王宮の花火の音楽」 より 2曲  (ヘンデル作曲)

第3曲 「平 和」

"La Paix" from "Music for the Royal Fireworks"   (Händel)

(管弦楽、3'30"、MP3 : 3.2MB)
(写真は ロンドン: 大観覧車下より見た国会議事堂)

第4曲 「歓 喜」  "La Réjouissance"
 
  オーストリアと プロイセンの間で 8年に亘って争われた オーストリア継承戦争終結の祝賀行事として催された花火大会のために作曲された 全6曲から成る組曲の中の 第3曲です。
 
  その花火大会は 丁度 270年前の 1749年4月27日に国王主催で行われ、その際に演奏される音楽が ヘンデル (1685-1759) に依頼され、作曲された大規模な管弦楽組曲で、本番の 1週間前に行われた公開リハーサルでは、交通が大渋滞を引き起こし、ロンドン橋が3時間も塞がれたほど前評判が高かったそうです。
 
  フランス語で "La Paix" と標記されたこの第3曲は、穏やかな曲ながら 弦楽5部の他に ホルンが 3本づつ 3パートの 計9本、そして オーボエ、トランペット、ファゴットが 2パートづつと、かなり大きな編成のものになっています。
 
  ニ長調、8分の12拍子。 楽譜の冒頭には "ラルゴ・アラ・シシリアーナ (ゆっくりと シチリアーノ風 (牧歌的) に)” と書かれていて、(国王のご威光により (?)) 「平和」 の有難さを かみしめるといった印象のものになっています。
 
  楽譜については、楽器編成は大規模ですが、曲の構成が A,A,B,B と繰り返しがあることと、各楽器が同じ段を演奏していることが多いために、たったの 7段、16小節と小規模なものとなっています。
 
  なお今年は、日本では天皇の生前退位により 元号が "平成" から 新名称のものに代わる大きな節目の年で、そもそもの イギリスとの国情・文化の違いや この曲の作曲当時との時代背景の違いは大きいものの、今回 Upには相応しいものと思い、Upしました(2019.1.1.)。