Sulla Piana della Melia

メリアの平原に立ちて (マネンテ作曲)

Sulla Piana della Melia (Manente)

マンドリン・アンサンブル、8'00"、MP3 : 7.3MB)
(写真は イタリア中部にて)

  強弱の メリハリのきいた、一口に "男性的な曲" で、マンドリン・オリジナル曲の中でも演奏の難度も高い "大曲" で、演奏会でもよく取り上げられる曲です。
 
  曲は、D音の強奏で始まり、ニ短調から途中、様々に調性を変え、軍楽的な雰囲気と抒情的な場面とが対比しながら進行し、後半 (この演奏で 5'52"〜6'37") 、2つの抒情的な旋律が きれいに合体し、最後にまた ニ短調で終わります。
 
  楽器編成は、マンドリン 1,2、マンドラ、マンドチェロ、ギター、ベースに フルート、クラリネットを加えたもので、マンドリン界では "マンドリン・オーケストラ" と言われる、規模の比較的大きな マンドリン・アンサンブルで、この演奏は 20年近く前に ストリングス演奏で Upしてあったものを マンドリンの トレモロ演奏 に作り替えたものです (2019.1.26.記)
 
  作曲者 マネンテ (1867-1941) は、イタリアの 王立陸軍軍学校卒業後、アマデイ のように各地の軍楽隊長を歴任しているそうですが、この曲の印象としては 彼のこうした経歴にうなずけられるような気がします。 なお "メリアの平原" は シシリー島を望む丘陵地で マネンテが所属していた連隊の駐屯地でもあった所だそうで、彼の軍人としての プライドといったようなもの、そしてこの平原に対する愛着というか この地での駐屯時代の懐かしさのようなものが感じられる曲だと思います。
 
  演奏者にとっては、どの パートも、早い スタッカートフォルテッシモ で奏きこなさねばならない部分の多い、かなり難しい曲ですが、私自身の個人的な記憶では、そのこととともに、学生時代の毎年夏の 長野県 菅平高原での駐屯 ? 、いや 合宿 が思い出されます。