"Scene" from "Le Lac des Cygnes"

オランダ: キューケンホフ公園にて

バレエ組曲 「白鳥の湖」 より 「情景」 (チャイコフスキー作曲)

"Scene" from "Le Lac des Cygnes" (Tchaikovsky)

(管弦楽、2'46"、MP3 : 2.5MB)
(写真は オランダ: アムステルダム郊外: キューケンホフ公園にて)

 わずか 3分程度の短い曲でありながら、静かに始まって激しく盛り上り、そして静かに終わる ドラマチックな曲で、名曲揃いと言ってよい 「白鳥の湖」 でも最も有名な曲です。
 
 ロ短調、4分の4拍子。 弦の トレモロ の 静かで熱いざわめきに乗って ハープが玉のしずくを撒き散らす中で、オーボエが 憧れるような主旋律を奏で、それが ホルン、そして弦へと引きつかれながら盛り上がり、3連音 でたたみかけつつ最高潮に達したかと思うや、急速に力を落とし、熱気を残しながらも力尽きたかのようにして終わります。
 
 「くるみ割り人形」 (「花のワルツ」、「金平糖の踊り」) などとともに バレエ音楽の代表格であるこの 「白鳥の湖」 は1877年に ボリショイ・バレエ団により初演された時は全く評価を得られず失敗。 チャイコフスキー (1840-1893) 自身も ドリーヴ (1836-1891) の 「シルビア」 などに比べても劣るものと自信をなくし、結局彼の生前には以後全曲で演奏されることはなかったそうで、この曲を聴いていると、この曲がそうした事態を あらかじめ暗示していたような気さえしてきます。
 
  なおこの曲の マンドリン・アンサンブル演奏版 も作りましたので、そちらもお聴きください。