"Scene" from "Le Lac des Cygnes"

オランダ: キューケンホフ公園にて

バレエ組曲 「白鳥の湖」 より 「情景」 (チャイコフスキー作曲)

"Scene" from "Le Lac des Cygnes" (Tchaikovsky)

(マンドリン・アンサンブル、2'49"、MP3 : 2.6MB)
(写真は オランダ: アムステルダム郊外: キューケンホフ公園にて)

 わずか 3分程度の短い曲でありながら、静かに始まって激しく盛り上り、そして静かに終わる ドラマチックな曲で、名曲揃いと言ってよい 「白鳥の湖」 でも最も有名な曲です。
 
   ロ短調、4分の4拍子。 管弦楽演奏の原曲では、弦の トレモロ の 静かで熱いざわめきに乗って ハープが玉のしずくを撒き散らす中で、オーボエが 憧れるような主旋律を奏で、それが ホルン、そして弦へと引きつかれながら、緊迫感をもって 大きく 盛り上がっていきますが、マンドリン・アンサンブル (ここでは 1st・2nd Mandolin, Mandola, Guitar の4重奏)でも、それなりの迫力がある曲だと思います。 ...曲は、そして 3連音 でたたみかけつつ最高潮に達したかと思うや、急速に力を落とし、熱気を残しながらも力尽きたかのようにして終わります。
 
   「くるみ割り人形」 などとともに バレエ音楽の代表格であるこの 「白鳥の湖」 は 1877 (日本では 明治10) 年に ボリショイ・バレエ団により初演された時は全く評価を得られず失敗。 チャイコフスキー (1840-1893) 自身も ドリーヴ (1836-1891) の 「シルビア」 などに比べても劣るものと自信をなくし、結局彼の生前には以後全曲で演奏されることはなかったそうで、この曲を聴いていると、この曲がそうした事態を あらかじめ暗示していたような気さえしてきます。
 
  なお、上記の この曲の 管弦楽演奏による原曲、そして同じ 「白鳥の湖」 の中から マンドリン・ギター演奏の 「ナポリの唄」 、それに 「くるみ割り人形」 から 管弦楽による 「花のワルツ」、「金平糖の踊り」 も Upしてありますので、それらもお聴きください。