Sonatine in C minor

マンドリンと チェンバロ

マンドリンのためのソナチネ ハ短調  (ベートーヴェン作曲)

Sonatine in C minor

(マンドリンと チェンバロ、5'36"、MP3 : 5.1MB)

 あの 大ベートーヴェン (1770-1827) の マンドリンのための小品で、 マンドリン・オリジナル曲の中でも やはり 名曲 に数えられる一曲です。 ベートーヴェンは マンドリンの曲を 4つ残していますが、この曲が最も有名です。 彼は伴奏楽器として マンドリンには 同じ 撥弦楽器 である チェンバロが相応しいとの考えでこの楽器を選んでおり、ここでも マンドリンと チェンバロで演奏させています。
 
 曲は8分の6拍子の アダージョ で、ハ短調から中間部で ハ長調に転じ (この演奏で 1'58"〜)、そして ハ短調に戻る (3'58"〜) 3部形式 の曲です。 ベートーヴェンという人物から感じられる "そうそう器用には生きられない者の感慨" とでも言ったらよいのか、あるいは "何かしら重いものを心に抱えながら希望を見出そうとしている" と言ったらよいのか....、 ただ奏くだけでは とりたてて難しいことはないものの、情感あふれ、かつ、しつこさを残さない、つまり抑制の効いた演奏をするには 難しい曲だと思います。
 
 もうひとつの ハ長調の マンドリンのためのソナチネ もそうですが、 私自身はこの組み合わせでの演奏は、フランスの シヴィッターロ女史の マンドリンと 有名な ヴェイロン=ラクロワの チェンバロの レコード以外には、生演奏を含めて聞いたことがありません。 その点、パソコンでは、この通りあっけなく実現できるのは、嬉しいことです。