Toccata und Fuge D-moll

 
ルクセンブルグ: ノートルダム大聖堂内部

トッカータ と フーガ ニ短調 (バッハ作曲)

Toccata und Fuge D-moll BWV.565 (Bach))

(オルガン、8'27"、MP3 : 7.7MB)
(写真は ルクセンブルグ・ルクセンブルグ市: ノートルダム大聖堂の オルガン)

  "格好良い" という言葉の定義にもよりましょうが、世の中に これほど格好良い曲はないのではないかと思わされます、...特に前半の トッカータの部分は。 ...この曲を軽々と奏けて、大聖堂の中いっぱいにこの壮大な音を響かせることができたら、誰でも それこそ天にも昇る気持ちになるのではないでしょうか。
 
  また、お笑い系のテレビ番組などで何か エラーなど気落ちするようなことがあった時などに、昔は ベートーヴェンの運命交響曲の "ジャ・ジャ・ジャ・ジャーン" の音が バックに流されたものですが、最近では この曲の "ヒャラリー、ヒャラリラリー" の方が多いようで、それだけこの曲が近年 ポピュラーになってきたということでしょう。 オーケストラや ピアノなどにも編曲されていますが、もう大昔の 1940 (昭和15) 年制作の ディズニー・アニメの 「ファンタジア」 でも ストコフスキーの指揮で演奏されていますね。
 
  "フーガ" は "遁走曲" と訳されていて、ある パート (声部) で出された主題を、他のいくつかの パートが追いかける形式で、それも カノン (参考: 「パッヘルベルのカノン」) のように同じ形で忠実に追いかけるのではなく、様々に形を変えていくものです。 そして フーガには大抵、前奏がつきますが、この曲はそれが "トッカータ" と呼ばれるものになっています。 ...で、"トッカータ" とは ピアノや オルガンに着手する時の自由で技巧的な前奏のことで、この曲では トッカータの部分が特に長くとられています。
 
  なおこの曲の演奏では、私は 盲目の オルガニストである ヘルムート・ヴァルヒャ (1907-1991) の演奏が、今でも最高峰に位置するものではないかと思っています。
 
  なお バッハの フーガについては、他にも 小フーガ ト短調フーガ付き プレリュード、そして平均律クラヴィーア曲集冒頭の 前奏曲と フーガ も Upしてありますので、お聴きください。