"Vilja Lied"

from "Die Lustige Witwe"

パリ: 夕方のセーヌ川

喜歌劇 「メリー・ウィドウ」 より  「ヴィリアの歌」  (レハール作曲)

"Vilja Lied" from "Die Lustige Witwe"  (Lehar)

(マンドリン・アンサンブル、3'28"、MP3 : 3.2MB)
(写真は パリ: 夕方のセーヌ川)

  日本では英語での 「メリー・ウィドウ (The Merry Widow)」 で知られる オペレッタの、第2幕の国王の祝賀会で主役の ハンナによって歌われる、架空の民話を題材とした有名な歌で、単独で演奏されることも多い歌です。
 
  「メリー・ウィドウ (陽気な未亡人)」 は、莫大な遺産を相続している若い未亡人: ハンナとその昔の恋人で パリの大使館に赴任して やけ酒を飲んでいる ダニロ、そして 二人の故国で小国の ポンテヴェドロの経済を左右しかねないその遺産を当てにしながらも、酒と恋にうつつをぬかす重鎮達が繰り広げる華やかで楽しい喜劇で、意地の張り合いをして当てつけあっていた ハンナと ダニロが 最後には めでたく結ばれるという、セレブ生活に憧れる人には 夢見心地 (?) の、大人のおとぎ話です。
 
  ト長調、4分の2拍子。 軽く短い序奏、重く長めの前置きと続いた後、おもむろに歌い出される メインの 「ヴィリアの歌」 と続きますが、華やかで浮わついた祝賀会の中で、切々とした印象のこの歌が一服の清涼剤となっていて、J.シュトラウスの 「こうもり」 の中の酒宴の場で主役の ロザリンデが、やはり故国の チャルダッシュを歌う設定と似たところがあると思います。

< 歌詞邦訳 >
 
  昔々ある所に ヴィリアという森の精が住んでいました。 ある時 若い狩人が岩山で彼女を見つけ、じっと見つめました。
    「ヴィリアよ、ヴィリア、森の精。 僕をつかまえて君の恋人にしておくれ。 ヴィリアよ、ヴィリア、君は僕にどんな魔法をかけたのか。」
      「ヴィリアよ、ヴィリア、森の精。 おまえの恋人にしておくれ。 ヴィリアよ、ヴィリア、我が恋を遂げさせたまえ。」....恋に悩む若者は不安気に訴えました。